ダンナです。
久々のブログアップです...(汗)。前回、嵯峨野の家にある「蔵」の話を書くと言いましたが、嫁にかぶせて、今回行った新婚旅行の話をもう少し書こうと思います。
嫁が書いた「ベヘール」という街を去ったあとは、同じくスペイン・アンダルシアにある「ロンダ」へバスで移動。
そして泊まったホテルがここ!
断崖絶壁のホテル、「パラドール・デ・ロンダ」。歴史的建造物と、ダイナミックな景色!写真だと、このすごさが全然表現しきれていないのが悔しい...。
サービスも、アメニティも、食事も(朝食しか食べてないが)、大満足の素晴らしいホテルでした。
ちなみにパラドールというのはスペインの国営ホテルのこと。
お城や、修道院、貴族の館といった文化財を国で買い取り(もしくは借りて)、一流ホテルとして再生させています。スペイン全土で93カ所あるそうで、建物や土地によって特徴が異なり、その違いを楽しむのも魅力のひとつだそうです。
ちなみにここパラドール・デ・ロンダは1761年に建てられた、かつての市庁舎を改装したホテル。
こうした古い建物をホテルとして甦らせるのは、街にとっても、お客さんにとってもいいことづくめで...
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1 宿泊客にとっては...
→スペインの土地ごとの歴史や文化を直に体感できる
2 街にとっては...
→観光客を呼び込む目玉になる
→歴史的な建造物の保存のために必要なお金を生み出す
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観光地と観光客との間でいい循環が生まれているのですね。
京都で町家を利用したゲストハウスや、旅館もまさに同じ構造で機能しているのだと思います。
ちなみに嵯峨野の家はいわゆる京都らしい町家の家ではないのですが、回り廊下があったり、床の間があったり、蔵があったり...。いわゆる「昔の日本」らしいつくりにはなっています。
全く新しく建て直すということではなく、おばあちゃんが遺してくれたこの遺産を、建物として大切に使って、お客さんにとっても京都らしさ、日本らしさを感じられるリフォームをしようと思っています
(とは言え、「ザ・京都」なつくりでもないので、ハード面でどうやって特徴つけるかは考えどころですね...。「和室にこのアイテムかぁ!」という斬新な見せ方にはしたいとは思っていますが...。その話はまた追々書きます)
※次回こそ蔵の話を書こうと思います。
ダンナ