2010年4月16日金曜日

シンボルのマネジメント

ダンナです。

リクルート出身で、「よのなか科」を学校教育に導入されたことで有名な、藤原和博さんが、提唱されている考え方です。僕の解釈も含めて、それが何なのかを一言で言うとすれば、

●シンボルのマネジメント= 目指すゴールへ瞬時に近づく「一撃必殺の施策

という感じでしょうか。100発の施策を乱射するより効果的な1発。ツボをついた、シンボリックな施策。

藤原さんの場合は、初めての民間出身の学校長に就任されたときに「開かれた中学校」というのを内外に一気に知らしめるために、全校集会で「今日から校長室を開放します。おもしろい本を置いておくので是非遊びに来てください」ということをして、学校教育に風穴を開けたわけです。

僕はこの宿作りでもこの、「シンボルのマネジメント」をしないといけないなと思っています。京都というブランドだけにおんぶに抱っこになるのではなく、また友人達との関係性に頼るのではなく、

わざわざ遠出して泊まりたくなるような、この宿だけの価値。メディアが取り上げたくなるような、この宿だけのオリジナリティ

ズバッとした切り口さえできれば、宿としての成功は必然的についてくると思うのです。そのツボが何なのか。どういう考えを骨にして、肉付けをどうしようかを悶々と悩んでいます(大きな方針としては、「1日1組限定」というところだけは決めているのですが)

ソフト面、ハード面。それぞれでシンボリックな施策が必要になってくるでしょうね。

ハード面で言うと、「蔵」をどう活用するか?というのが1つ見せ所になるかなとは思っています。(3月13日の記事でちょっと書いた「開かずの蔵」笑)。僕の父などは「宿泊者のためのバーを作ろう!」と盛り上がっています(笑)。ちなみに上記の画像は、実際の蔵の図面です。

もちろんバーを作るのはやりたいと思うのだけど、蔵の特性をうまく活かしたいなと。蔵というのは何かこう、現代と過去をつなぐ、タイムトンネルのような空間な気がするのです。(重厚な扉とかがあるし…)蔵の扉を開ける瞬間から、そういうドキドキ感を提供できる空間が作れると面白いなぁと漠然と思っています。

次回以降、もうちょっと広い視点に立って、そもそも宿として、どういうコンセプトに設定するか??どんなサービスを提供するか?ということを、迷いながら、蛇行しながら(笑)書こうと思います。

ダンナ

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